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電子書籍の印税の相場は?データでは電子書籍の売上が増加している!

相場は?売上は?電子書籍の印税

相場は?売上は?電子書籍の印税

紙の書籍の印税は約8~10%と言われていますが、電子書籍の印税の相場っていくらなのでしょうか?電子書籍は作者にとって、紙の書籍よりも儲からないという話を聞いたことがある人もいらっしゃるかもしれません。電子書籍の売上は増加傾向にありますが、今後電子書籍の売上が増えていく中で、電子書籍化は作者にとってメリットはあるのでしょうか?電子書籍の印税の相場や電子書籍の売上ランキングを紹介していきます。 

電子書籍の印税の相場は何%?

紙の書籍の場合は、印税が10%だったときは、1000円で販売されれば、作者には100円が入ってくることになります。一方、電子書籍の印税は個人で販売する場合の相場は、どこから販売するかによって変動します。一般的な相場は30%~70%になります。特に、AmazonのKindle、楽天Kobo、iBooksでは、印税率は70%と高くなっています。(Amazon、楽天Koboは条件を満たした場合)

しかし、一方で出版社を通して電子書籍を販売する場合は、作者の受け取る金額はもっと少なくなります。また、電子書籍と紙の書籍で異なる点は、紙の書籍の場合、一般的には初版のときに印税が作者に入って来ますが、電子書籍では書籍が売れるまで印税が作者に入ってきません。電子書籍は、最初にまとまった印税が入ってこないのがデメリットかもしれませんが、逆に売れたら継続的に収入があるという点では作者にとってメリットになるでしょう。

電子書籍と紙の書籍のどちらが売上は高い?

電子書籍の市場は拡大してきていますが、電子書籍と紙の書籍の売上はどちらが高いのでしょうか?現時点では、紙の書籍の方が電子書籍よりも圧倒的に売上が高いです。電子書籍市場の中で漫画・コミックの売上は増加していますが、ほとんどの出版社では電子書籍の売上ではなく、紙の書籍の売上を重視しています。紙の書籍が売れないと、出版社は次回以降に出版する部数を減らします。すると、作者に入ってくるはずだった印税も減ってしまうのです。これが理由で、作者は読者に紙の書籍の購入を望むのです。作者の中には電子書籍化を望まない方もいますが、これは出版社の重視する売上が電子書籍ではなく紙の書籍だという点だと理解しているからというケースもあるようです。

電子書籍の売上データ

全国出版協会が発表しているデータによると、2018年は紙媒体と電子書籍媒体で合わせて3.2%の売上が減少しています。しかし、電子書籍のみのデータで見ると売上は11.9%と大幅に増加しており、減少しているのは紙媒体で5.7%の減少となっています。それぞれ市場の売上データによれば、紙媒体の売上は、1兆2,921億円で、電子書籍媒体の売上が2,479億円と出ています。売上としては圧倒的に紙媒体の方が多いですが、今後電子書籍と紙媒体の書籍の差が少なくなってくると予想できるでしょう。電子書籍市場のデータでは、売上の中でもコミックが約15%と顕著に増加していると発表されています。現時点では、出版社は売上が圧倒的に多い紙媒体を意識していますが、今後電子書籍と紙媒体の売上比率に差が無くなってくれば、電子書籍への取り組みも変わってくるかもしれませんね。

電子書籍化しない作家は印税が理由?

電子書籍化しない作家さんの意図として、従来の紙の書籍で印税をもらいたいという意図があるのでしょうか?自身の書籍を電子書籍化しない作家さんとして知られている人の中には、有名な作家さんもたくさんいます。

・『はじめの一歩』作家・森川ジョージ先生

・『20世紀少年』作家・浦沢直樹先生

・『スラムダンク』作家・井上雄彦先生

これほど有名な作家さんであれば、印税やお金は関係していない可能性が高いですね。滝沢直樹先生は、見開きで読める紙の本ならではの演出が漫画にはあるということから、1ページずつ表示される電子書籍に消極的なようです。

他にも、電子書籍化しない作家さんの意図は何なのでしょうか?

まず、電子書籍化しない作家さんの意図としては、お金を払って楽しみに買った書籍を楽しんでほしいという考えがあるようです。多くの作家さんは自分自身も本を読むのが好きという方も多いです。このような方々にとって、子どもの頃にお金を一所懸命貯めて欲しい本を頑張って買ったという思い出があり、電子書籍で簡単に手に入るようにしたくないという意図があるようです。また、電子書籍化してしまうと違法でアップロードされて、誰でも無料で読める環境が創られる可能性が高いことも、電子化しない作家さんの懸念点のようです。

電子書籍の漫画売上ランキング

印税の大きさは、漫画の売上におおよそ比例することから、最近の電子書籍の漫画売上ランキングをみていきましょう。

・漫画売上ランキング第3位『ヲタクに恋は難しい』

2015年に出版されてから、今も人気のラブコメです。

・漫画売上ランキング第2位『私たちはどうかしている』

幼馴染だった男女が、ある事件をきっかけに離れ、大人になって再会するストーリー。

 

・漫画売上ランキング第1位『転生したらスライムだった件』

元々はWEB小説だった超人気ファンタジー作品が漫画化されました。

 

・電子書籍漫画の人気ランキングをチェック

漫画の売上ランキングだけでなく、よく読まれている人気ランキングもチェックしていきましょう。人気漫画ほど、売上も多く出ています。電子書籍サイト「モビぶっく」では月間総合ランキングで多くの人に読まれている漫画がチェックでき、リアルタイムランキングでは「総合」「男性」「女性」「少年」「少女」と気になるカテゴリからランキングを見ていくことができます。人気の作品や話題の作品を読みたいときは、ランキングの上位に入っている作品を選んで読んでみるといいでしょう。無料で人気の作品、話題の作品の中身を試し読みできるので、自分の好みに合った本を探すことができますよ!

電子書籍の印税の相場まとめ

電子書籍の印税の相場は個人で販売する場合30%~70%ですが、人気の作家さんになると出版社を通さないと手が回らないため、作家さんが実際に得る印税はさらに少なくなることも。また、電子書籍化しない作家さんに関しては、印税はほとんど関係なく、読者により楽しんで読んでもらいたいという作家さんとしての意図が強いようです。

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