マンガ大賞は2019年で12回目を迎える漫画好きの有志で運営されています。「マンガ大賞」だけでなく、「次にくるマンガ大賞」と「このマンガがすごい」の歴代のマンガ大賞受賞作品をご紹介していきます。
マンガ大賞2019!受賞作が発表
マンガ大賞は前年に出版された漫画の単行本の中から「他の人にもおすすめしたい」と思った作品を選び、選考され、受賞作が発表されます。最大巻数が8巻までの漫画に限っていたり、電子書籍の漫画も含んでいたりするため、マンガ大賞にノミネートされている作品は、長期連載で誰もが知っている漫画ではなく、知らなかったけど面白そうという漫画が多いです。それでは、2019年、2018年、2017年、2016年のマンガ大賞の受賞作を見ていきましょう。
マンガ大賞2019の受賞作発表
それではまずはマンガ大賞2019の受賞作品を発表していきます。
マンガ大賞2019大賞:『彼方のアストラ』篠原健太
SFミステリー漫画である『彼方のアストラ』は、宇宙旅行ができるようになった近未来が舞台です。惑星キャンプに向かった少年少女たちのサバイバルストーリーから、個性あふれる登場人物の友情やミステリーの内容も含まれており、涙あり、笑いありの展開が待ち受けています。
2位:『ミステリと言う勿れ』田村由美
癖のある主人公が謎を解いていくミステリー漫画です。口数の多い主人公のため、セリフの多いマンガになっており、セリフや語りが面白い漫画です。突然、殺人容疑がかけられた主人公が謎を解いていく新感覚のミステリーです。
3位:『ブルーピリオド』山口つばさ
『ブルーピリオド』はある日、絵画に心奪われた主人公が、美大入試を目指すストーリーです。ヤンキーと友達で不良に見えつつ、勉強もできて、上手く世渡りしてきた主人公が、美術と出会って自分と向き合うストーリーは青春そのものです。美大受験に向けて一所懸命な姿に心打たれる漫画です。
マンガ大賞 2018の受賞作発表
次に、2018年に発表されたマンガ大賞の受賞作を見ていきましょう。
マンガ大賞 2018大賞:『BEASTARS』板垣巴留
『BEASTARS』は肉食動物と草食動物が共に生きる、人間社会のような世界を描いたストーリーです。共存していても肉食動物を草食動物は恐れていたり、肉食動物は草食動物を馬鹿にしていたり、動物同士のヒエラルキーは根っこの部分で残っているのがリアルです。主人公は肉食動物である狼で、学園で生きる彼がどのように成長し、社会へ出ていくのかが見所です。
2位:『我らコンタクティ』森田るい
『我らコンタクティ』は社会人の2人が主人公の青春ストーリーです。ロケットを宇宙に飛ばしたいというかずきを幼馴染のカナエが本気でサポートしていくようになります。意外な展開に次の話がどんどん気になっていく漫画です。
3位:『凪のお暇』コナリ ミサト
『凪のお暇』は、空気を読んでいた28歳の主人公の凪が会社を辞めてリセット生活を始める、2018年にマンガ大賞3位を獲得後、2019年にドラマ化されて話題になった漫画です。前の生活から抜け出して新しい自分に生まれ変われるのか、主人公と2人の男性との恋愛模様も注目です。
マンガ大賞 2017の受賞作発表
次に、マンガ大賞2017の受賞作を発表していきましょう。
マンガ大賞 2017大賞:『響~小説家になる方法~』柳本光晴
『響~小説家になる方法~』は、主人公の女子高校生が天才的な才能を持ち、小説家としての道を歩んでいくストーリーです。我が道を行く主人公に振り回される面々、衝突していく人々がいる中で、天才ながら、時折みせる可愛らしさにも注目です。
2位:『金の国 水の国』岩本ナオ
『金の国 水の国』では、隣国の2つの国が政略結婚を行うストーリーです。いがみ合う国同士、1番美しい娘と1番賢い青年が結婚するよう神様に言われたけれど、出会ったのは太っちょのお姫様と頭のいい青年で…という1巻完結のラブストーリーです。
3位:『ダンジョン飯』九井諒子
『ダンジョン飯』は、ダンジョンにあるもので食事を作って食べていこうというお話です。通常なら食事も準備してダンジョンに挑みますが、やむを得ない事情から現地調達!ちょっとグロい植物やモンスターも美味しいダンジョン飯になるかもしれない、そんなストーリーです。
マンガ大賞 2016の受賞作発表
最後に2016年のマンガ大賞受賞作を見ていきましょう。2015年に出版された漫画の中で、他の人にも読んでもらいたいと発表された作品はどんなものがあるのでしょうか?
マンガ大賞 2016大賞:『ゴールデンカムイ』野田サトル
『ゴールデンカムイ』は、不死身の杉元と言われる主人公が北海道に眠るらしい、アイヌの埋蔵金で一攫千金を狙うストーリーです。途中、アイヌの少女と出会って行動を共にすることで、アイヌの文化や現地調達する食材での食事なども面白く知ることができる漫画です。
2位:『ダンジョン飯』九井諒子
2017年に3位にランクインしていた『ダンジョン飯』は、2016年には2位にランクインしていました。ダンジョンで倒したモンスターを食材に料理していくのが面白い漫画で、ダンジョンが進むごとに「次のモンスターはどんなふうに調理するのか?」というのも気になっていきそうですね。もちろんダンジョン飯以外の、ダンジョン攻略も見所のひとつです。
3位:『BLUE GIANT』石塚真一
『BLUE GIANT』は将来の夢がなかった男子高生がジャズ音楽に魅せられて、サックス演奏者になることを決めるストーリーです。素直な性格で物事には打ち込めるタイプなので、サックスにも熱中していき、少しずつ成長を見せていきます。
次にくるマンガ大賞受賞作発表
「次にくるマンガ大賞」とは、ダ・ヴィンチとniconicoが創設したマンガ大賞です。ユーザーが次にくると思ったマンガをエントリーし、人気の高い作品からノミネート作品を選定します。それから更にユーザー投票を経て、「次にくるマンガ大賞」が決まるのです。
それでは、ユーザーが選んだ「次にくるマンガ大賞」の作品は何か、2019年、2018年、2017年の作品を見ていきましょう。
次にくるマンガ大賞2019の1位は?
「次にくるマンガ大賞」の2019年の受賞作品が発表されました。コミックス部門、Webマンガ部門、それぞれで見ていきましょう。
コミックス部門:『薬屋のひとりごと』作画・ねこクラゲ、原作・日向夏
Webマンガ部門:『SPY×FAMILY』遠藤達哉
『薬屋のひとりごと』はWeb小説からコミック化された漫画で薬に詳しい少女が様々な謎を解いていくミステリー漫画、『SPY×FAMILY』は少年ジャンプ+で連載されています。心が読める少女とスパイの男、殺し屋の女が家族のふりをする、ホームコメディです。
『薬屋のひとりごと』
『SPY×FAMILY』
次にくるマンガ大賞2018の1位は?
「次にくるマンガ大賞」2018年の受賞作を発表していきましょう。今話題の漫画は2018年からも人気を集めていました!
コミックス部門第1位:『来世は他人がいい』小西明日翔
Webマンガ部門第1位:『先輩がうざい後輩の話』しろまんた
『来世は他人がいい』は極道エンタメストーリー、『先輩がうざい後輩の話』は主人公の五十嵐ちゃんと武田先輩の先輩後輩ストーリーです。
『来世は他人がいい』
『先輩がうざい後輩の話』
次にくるマンガ大賞2017の1位は?
2017年の「次にくるマンガ大賞」は、「第3回次にくるマンガ大賞」となっていました。各部門で見事1位に選ばれた作品を発表していきます。
コミックス部門第1位:『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』赤坂アカ
Webマンガ部門第1位:『うらみちお兄さん』久世岳
『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』は頭脳派ラブコメディとして人気を博し、2019年にはアニメ化、実写映画化されています。『うらみちお兄さん』はWeb上で大人気の漫画で、教育番組の体操のお兄さんとして働くうらみちお兄さんの性格は、実は裏表がある…というギャグ漫画です。
『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』
『うらみちお兄さん』
マンガ大賞・このマンガがすごいの受賞作発表
マンガ大賞と同じように、他の人にもおすすめしたくなる「このマンガがすごい」と思うものを選ぶ、「このマンガがすごい!」は宝島社が別冊で刊行していたのが始まりです。
毎年発表される「このマンガがすごい!」に選ばれる作品を見ていきましょう。
このマンガがすごい!2019の1位は?
それでは、「このマンガがすごい!2019」で見事1位を獲得した作品の紹介です。
オトコ編第1位:『天国大魔境』石黒正数
オンナ編第1位:『メタモルフォーゼの縁側』鶴谷香央里
『天国大魔境』は文明崩壊後の世界。外の世界から隔離された場所で細々と生き残った人たちが生活しており、そして外の世界では荒廃した日本で天国にいる同じ顔をした人間を少年と少女が探しながら旅をしている、SF漫画です。
『メタモルフォーゼの縁側』は夫に先立たれたおばあちゃんがイラストを気に入って手に取った漫画がBLコミックだったことから始まる、心温まるストーリーです。これをきっかけにBLにハマっていくおばあちゃんは、同じ趣味を持ち、書店で働く女子高生と交流を持っていくようになります。
『天国大魔境』
『メタモルフォーゼの縁側』
このマンガがすごい2018の1位は?
次に、「このマンガがすごい!2018」で1位を獲得した作品を発表していきます。
オトコ編第1位:『約束のネバーランド』作画・出水ぽすか、原作・白井カイウ
オンナ編第1位:『マロニエ王国の七人の騎士』岩本ナオ
『約束のネバーランド』は週刊少年ジャンプで人気の逆境へ立ち向かっていく少年少女のストーリーです。閉ざされた世界の秘密や、過酷な運命の中でも諦めない子供たちの活躍など見所はたくさん。少年ジャンプとしては異色の設定と言われながら、連載当初から人気が続き、子供だけではなく大人までハマっていく漫画です。
『マロニエ王国の七人の騎士』は少し不思議で優しい世界観を描くのが上手い漫画家、岩本ナオさんが送る中世騎士のストーリーです。いつかかっこよくお姫様を助けることを大義に、「ハラペコ」「寒がりや」などユニークな名前の7人の騎士が活躍するファンタジー漫画です。
『約束のネバーランド』
『マロニエ王国の七人の騎士』
このマンガがすごい2017の1位は?
次に、「このマンガがすごい!2017」で1位を獲得した漫画作品の紹介です。マンガ大賞でランクインした作品が、「このマンガがすごい!2017」では1位を獲得しています。
オトコ編第1位:『中間管理録トネガワ』福本信行
オンナ編第1位:『金の国 水の国』岩本ナオ
『中間管理録トネガワ』は映画化もされた人気漫画『賭博黙示録カイジ』に登場する名悪役、トネガワが主役のスピンオフ漫画です。悪者に見えて実は気苦労も多い?中間管理職としての苦労がコミカルに描かれていて、本編とは違った姿を楽しめるストーリーです。
『金の国 水の国』は1巻完結のファンタジーラブストーリーです。「このマンガがすごい!2018」オンナ部門1位を獲得している岩本ナオさんのおとぎ嫁婿物語となります。政略結婚することになった2人が心を通わせていく、ハートフルストーリーです。
『中間管理録トネガワ』
『金の国 水の国』
マンガ大賞の漫画を読むなら「モビぶっく」
マンガ大賞の作品を読むなら電子書籍サイトのモビぶっくを利用していきましょう。モビぶっくでは月額コースに登録するとボーナスポイントがもらえるコースがあります。マンガ大賞を受賞した作品だけでなく、漫画は1巻完結ではなく、続きものが多いので、一気に読みたいときはボーナスポイントをもらってお得に読むのがおすすめです。
マンガ大賞まとめ
「マンガ大賞」、「次にくるマンガ大賞」と「このマンガがすごい」の歴代のマンガ大賞受賞作品をご紹介してきました。マンガ大賞の歴代作品を読みたいと思った方は、ぜひ電子書籍サイトのモビぶっくで探してみてください。
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